Crossroads [Books]
カナダのスポーツと言えば何と言ってもアイスホッケー。多くが子供の頃より地元のクラブに参加して腕を磨いていきます。両親達は練習や試合の送迎に大忙しでHockey Momという言葉もあるくらい、家族中で子供達を応援していきます。
4歳の頃より糖尿病タイプ1を発症したKalebはアイスホッケーに目覚め、医師達が体調を危ぶむ中、ジュニアチームHumboldt Broncosに所属し仲間達と競い合う日々を送っていました。
2018年4月6日、選手、コーチ、セラピスト等総勢29人を乗せたバスは試合に向かう道中で時速約100kmで走行していたトレイラーと衝突し16人が死亡。
生き残った13人のうちの1人であるKareb.10か所の脳溢血の後遺症を抱えつつも生き残った彼は事故の記憶が全く無いのです。
この本は彼の生い立ちから事故後の自身の復活までの日々、そして亡くなったチームメート達への想いが綴られています。
アイスホッケーが大好なピュアな少年から人生が激変したKareb。ピュアな視点に予想し難い経験を乗り越えた深さと広がりが加わり、前向きに人生を送る姿に勇気づけられました。
カナディアン、そして世界中のアイスホッケーファンが喪に服したあの日が蘇ってきました。
2024-04-03 16:22
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